私は忘れ物も多いし落とし物もそこそこやらかす。
忘れ物に至っては、何度言われても宿題をやるのを忘れて怒られたものです。確信犯とも言います。
忘れ物はさておき、落とし物が絶対に見つからない時や、極めて確率が低いものの例えで『砂漠で落としたコインを拾う確率』なんて言いますね。
この場合のコインは針だったり真珠だったり好きなものに変えても良いです。
この砂漠で落としたコインを拾う確率はどれくらいになるのか考えてみます。
砂漠でコインを落としてみよう
検証の為にまずは身近な砂漠にいってコインを落としてきます。
そもそも身近じゃないよ砂漠は。
日本に砂漠はないぞと思った方、ハズレです。
日本には伊豆大島に「裏砂漠(奥山砂漠含む)」と言う砂漠があります。
日本の砂漠はここだけですが、伊豆大島も身近には程遠いのよね。
じゃあ日本一の砂場、鳥取砂丘で計算するかとなっても、私唯一中国地方には足も踏み入れたことありません。
馴染みはないですが、今回は裏砂漠で落としたコインが見つかる可能性を考えてみましょう。
砂漠で落としたコインは見つかるのか?
検証方法はまずある地点でコインを落としたとします。
それを砂漠全体を区画で区切って見渡して探すとしましょう。
人の歩幅は約70センチ、右と左はそれぞれ1メートル見渡せるとします。
そうなると一歩歩くたびに1.4㎡の砂漠を見渡すことが可能です。
ただ歩くだけではなく、『コインを探す』行為が必要なので、周りをキョロキョロしながら歩くとして、一歩につき5秒(12歩/分)かかるとしましょう。
単純計算で1分間で16.8㎡、1時間で1時間で1,008㎡の捜索が可能です。
仮に丸一日歩いたとして、砂漠の何%を歩いた(探した)かを算出する。
その1日の探索率が砂漠でコインを見つける確率とすればちょうどいいのでは。
適当に書き殴ったのでまとめると、
『一日歩いて落としたコインを見つかる確率は何%なのか?』
と言うことである。
ただし表面を探すだけなので風で砂が上に被さった場合は知らない。
むしろその場合の計算方法を教えてほしい。
捜索開始
裏砂漠
先ほど述べた日本唯一の砂漠、『裏砂漠』
ここでコインを落としたら、どれくらいの確率で見つかるのでしょうか。
裏砂漠の面積は公式サイトでも記載がなかったのですが、恐らく0.64平方キロメートル。
果たしてどれくらいの確率でコインは見つかるのでしょうか。
裏砂漠の面積:0.64k㎡(640,000㎡)
1日当たりの捜索可能範囲:24,912㎡
24,912㎡÷640,000㎡=3.9%
一日でコインが見つかる確率:3.9%
0.64k㎡は分かりやすい大きさだと東京ドーム(46,755㎡)が13.7個分くらい、東京ディズニーランド(510,000㎡)よりちょっと大きいくらいですね。
つまり東京ドームでコインを落としても一日で見つかる確率は50パーセントくらいですね。
伊豆大島は最大風速10m/s以上の日が年間の3分の1に達するほど風が強い地域なので、風で砂に隠れる可能性が高いので、見つかる確率は低いですね。
確率で言うと、ガリガリ君のあたりの確率が4%(1/25)なので、裏砂漠で落としたコインが見つかる確率はガリガリ君が当たる確率とほぼ同じくらいです‼
鳥取砂丘
『裏砂漠なんか中々馴染みがないぞ、砂漠に埋めるぞ。』とお思いの方も多いと思いますので、日本一有名な砂場、『鳥取砂丘』だとどれくらいでしょうか?
豆知識ですが砂丘と砂漠の違いは『成り立ち』です。
砂丘は風で砂が堆積した『地形』であることに対して、砂漠は降水量が少なくて岩石や砂から成る『土地』と言ったところです。
つまり風が吹けば桶屋はもうかるし砂丘が出来るし炎上もする。
なので鳥取砂丘を『大きな砂場』と言い表すのは言いえて妙かもしれません。
鳥取砂丘の面積:5.5k㎡(5,500,000㎡)
1日当たりの捜索可能範囲:24,912㎡
24,912㎡÷5,500,000㎡=0.45%
一日でコインが見つかる確率:0.45%
実質捜索不可能な気もしますが、鳥取砂丘で落としたコインが見つかる確率は大体一卵性双生児が生まれる確率(0.4%)と同じくらいですね。
中学の時に一卵性双生児がいたので見つけられなくはない気もしますが、一日砂場で捜索する体力はありません。
砂場で遊ぶの大好きな子どもでも5時間も遊べば『もうええわ!!』と言ってお家に帰りますよ。
サハラ砂漠
恐らく認知されている中で最も有名で世界最大の熱帯砂漠と言えば『サハラ砂漠』。
世界最大の熱帯砂漠で落とした場合、コインは見つかるのでしょうか。
サハラ砂漠の面積:9,200,000k㎡
(9,200,000,000,000㎡)
1日当たりの捜索可能範囲:24,912㎡
24,912㎡÷9,200,000,000,000㎡=0.0000003%
一日でコインが見つかる確率:0.0000003%
捜索完了する前に死ぬ確率の方が高そうですね。
確率で言うと人が生まれる確率(0.0000007%)と同じくらいですね。
やっぱり死ぬ確率の方が遥かに高そう。
南極砂漠
最後に世界一大きな砂漠、『南極砂漠』。
途中で述べたように、砂漠とは『土地』なので砂場ではなくても降水量が少ないこのエリアも『砂漠』として定義されるそうですね。
南極砂漠の面積:14,000,000k㎡
(14,000,000,000,000㎡)
1日当たりの捜索可能範囲:24,912㎡
24,912㎡÷14,000,000,000,000㎡=0.0000001%
一日でコインが見つかる確率:0.0000001%
こっちも捜索完了の前に凍死する可能性の方が遥かに高い。
まとめ
・砂漠で落としたコインは見つからない
・砂漠でコインを落としたら新しいのを用意しましょう
落とし物はほどほどにしましょう。
そもそも砂漠に行ったら落としたコインより命を落とさないことの方が大事な気がしますね。
今日の書き荒らし、砂漠での死因で最も多いのはコインの捜索でも、熱中症でもなく『溺死』だそうです。
皆さん砂漠にお越しの際はお気をつけて。
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