『カレーは飲み物』と言う馬鹿の理論がある。
カレーが飲み物であるならば、他にも飲み物になり得る食べ物もあるだろうと言うことで『○○は飲み物』はどこまで派生できるかを以前検証させていただいた。させていただいたと言うか自分で勝手にまとめました。
この時に失念していたのは、『マヨネーズは飲み物』と言うデブの好きな飲み物ランキングトップ3くらいに入るものを挙げ忘れていた。とんだ大失態。
ところでカレーは飲み物と言う格言は以前も記した通り、日本で生まれた言葉だけど、じゃあ海外ではまた別の『○○は飲み物』と言う文化はあるのでは?
そう思ったら、海外の別の格言を見つけました。
『ピザは野菜』
どこの国にもおめでたい肥満児はいるそうで、野菜(トマト)で出来たケチャップは野菜だから、それを塗りたくったピザは野菜と言うアメリカの理論だそう。
折角『○○は飲み物』をまとめたので、『○○は野菜』もどこまで派生出来るかを考えてみようと思う。
野菜とは?
農林水産省の作況調査の調査対象品目は以下のとおり分類されています。
なお、調査対象品目の全てが、指定野菜又は指定野菜に準ずる野菜に該当しています。
1.根菜類
大根、人参、ジャガイモ、サトイモ、かぶ、ごぼう、れんこん、やまのいも
2.葉茎菜類
白菜、キャベツ、ほうれん草、レタス、ねぎ、玉ねぎ、小松菜、ちんげんさい、ふき、
みつば、春菊、水菜、セルリー、アスパラガス、カリフラワー、ブロッコリー、にら、
ニンニク
3.果菜類
キュウリ、茄子、トマト、ピーマン、カボチャ、スイートコーン、さやいんげん、
さやえんどう、グリーンピース、そらまめ、枝豆
4.香辛野菜
生姜
5.果実的野菜
メロン、苺、スイカ
前回の記事でも少し触れた通り、そもそも分類上だとメロン・イチゴ、スイカ、加えてバナナは野菜と定義されている。
そんな曖昧な定義をするから、カレーは飲み物だとか、食後のアイスは別腹とか定義度外視の言葉が生まれるのだよ。
要するに土で育った食物はすべて野菜と言う認識でよろしい。
〇〇は野菜‼
厚生労働省では『野菜は一日350g摂りましょう』と言う野菜摂取目標量と言うものが設定されています。
そもそも全身隈なく肉で出来てる人間が何故野菜を摂らないといけない⁉
人体とは本当に不思議ですね。
一先ず以下の食材は野菜と定義出来るので、あなたも是非目標量摂取できるように頑張りましょう。
①ピザは野菜
アメリカに存在する理論にして今回の検証の理由となった理論。
ケチャップはトマトからできてるのだから、ケチャップを塗りたくったピザは野菜であると言う理論。
異論はない。
アメリカでは『大さじ2杯以上のトマトペーストは野菜』と定義されています。
だからトマトペーストを大さじ2杯塗ったピザは本当に分類上野菜と定義できるみたいです。
もちろん有識者からは批判もされてるし、『ピザはピザ』と言うエリートデブのお言葉もある。
「ピザは野菜なんて、アメリカ人は馬鹿なことを言うね」とか、間違ってもカレーを飲み物と定義する国民が言っちゃいけないよ?
②カレーは野菜
前回の『○○は飲み物』と同様にノミネートされたのはカレー。
そりゃそうだカレーには大量のトマトを使うし人参も玉ねぎも入ってる。
どう考えても野菜である。
この前の理論と合わせると
カレーは飲み物
カレーは野菜
つまりカレー=野菜ジュース理論の完成である。
ぜひ野菜ジュースのリーディングカンパニーのKAGOMEさんや飲むカレーを手掛けたポッカさんにはカレーがパッケージの野菜ジュースを作っていただきたい。ダメか。
③焼肉は野菜
これもメジャーな理論ではあるけれど、草を食べて育つ牛さんは実質野菜。ヘルシー食材に決まってる。
焼肉のタレには香辛野菜のしょうがとニンニク、たまねぎ、リンゴも入ってるからこれも実質野菜。野菜を野菜タレに漬けて食べてるようなものでしょう。
それに、年を取れば焼肉でのサンチュや荏胡麻の葉が主役級に輝くのですよ‼
カルビばかりを食べていたあの頃はもう遠い…。
だから焼肉も超絶ヘルシーな食べ物です。
④ラーメンは野菜
小麦を使ってるからラーメンは野菜、と言いたいところですが、小麦は分類上野菜ではなく『穀物』になります。
穀類は、米、小麦、そば、雑穀、トウモロコシなどをさす。
わが国は気候条件を背景に米栽培の歴史がとても古い。縄文時代、弥生時代から米食文化が存在したことが知られている。米は炊飯だけでなく、餅や団子などに加工される。また、昨今は米粉の活用にも関心が高まっている。
しかし最初に引用した農林水産省の挙げる野菜の中にスイートコーンが入ってるので以下の式が証明される。
スイートコーン(トウモロコシ)=野菜
トウモロコシ=穀物
野菜=穀物
つまり穀物である小麦を使ったラーメンは野菜である。Q.E.D.
野菜は1日350g食べましょう、と最初に書きましたが『二郎ラーメン』の小の量が大体300gらしいです。
そこから上に野菜(もやし)をいっぱい乗せるので二郎ラーメン一杯で一日の野菜が摂取出来てしまいます(違う)。
⑤食物はすべて野菜
④で穀物は野菜と定義出来ました。
こうなってしまえば無敵である。
米(穀物)も野菜になるし、サラダ油も大体は野菜。
つまり野菜(玉ねぎ・人参等)を野菜(油)で揚げて、野菜(お米)と一緒に召し上がるかき揚げ丼は最強では?
彦摩呂さんも『野菜の世界征服や~』て言ってくれそう。
その前にこんな理論提示した時点で見たことないけど箸を砕くくらいに怒られそう。
結論
食物は大体野菜。
証明も完了したから、穀物も野菜。肉も実質野菜。
『食物皆野菜理論』をここに提唱します。
サンドウィッチマンの伊達さんが定義する『カロリーゼロ理論』にも負けず劣らずな理論を提示することができました。
伊達さんはカロリーゼロ理論に対して栄養士に便箋7枚で本気の説教をされたと言う逸話がありますね。
私のこの理論も、栄養士、農家、料理研究家あたりから殴り込みされそうなのでこの辺りにしておきます。
コメント欄にブチ切れた栄養士が現れる日はそう遠くない。
まとめ
・ピザは野菜
・と言うか大体の食物は野菜に定義される
・野菜は一日350g食べよう
食物とはすべて野菜である
食物とはすべて野菜であれ
でも『野菜って美味しいよね』、って思ってからが人生の始まりである。
小松菜のお浸しの作り置きをしたり、焦げるギリギリまで焼いたかぼちゃの甘味が分かってから料理の楽しみが増えていきます。
食材はすべて野菜であることは変わりありませんが色んな食べ物を口にしてみてください。
涼しくなった今こそ食欲の秋。
そしてこの食欲と言う強欲の化身に操られて毎年肥えるのが私です。馬肥ゆる秋。
今日の書き荒らし、別の記事で少し書きましたが植物学の分類上、トマトは野菜ではなく『果物』である。
つまりカレーは飲み物であり、カレーは野菜であり、カレーは果物と言う『カレー=完全栄養食理論』も新たに誕生してしまいました。
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