『沢山』『いっぱい』『数多』『どちゃくそ』、と【多くの数を表すときの言葉】にもいろんな種類の語彙があります。日本語って面白いですね。
その中でも、数えきれないことを表す表現で『星の数ほど〇〇』なんて表現があります。
『星の数ほどいる人を云々』みたいなことをKinki Kidsや槇原敬之、西野カナや八代亜紀MISIAと言った昭和・平成のアーティストが表現として使うくらい、何かエモさ的なものを滲ませる語彙ですね。
ただ知識の乏しい私は『星ってどれくらいあるの?』と思うのです。家からだと星なんて火星とオリオン座くらいしか確認できんぞ?
それに昔からの格言で『男(女)なんて星の数ほどいる』とか言うけど、星を全員に平等に割り振ったら一人当たりの数は結構少ないのでは?とも思ったりもする。
今日は星の数と、星をみんなで平等に割り振っても『本当に星の数ほど男(女)はいるのか』を考えてみる。三連休の最終日にすることではない。
星=太陽?
天文学上では『星=恒星』のことであり、太陽系の恒星とは太陽一つだけである。
この時点で星の数ほどいると言う異性は倍率80億倍の争奪戦が始まる。
そうなると『星の数ほど』の意味が恐ろしく変わってしまうので、今回は目視で確認出来る天体を『星』の対象として、異性が本当に星の数ほどいるのかを考えてみる。
星の数はどれくらい?
太陽、これが恒星という1つ目の星です。次に、太陽のまわりを回っている、火星や木星などの惑星が、地球も入れて全部で8個あります。ここまでで9個です。
それから、月のように火星や木星など惑星のまわりを回っている小さな星。つまり衛星とよばれる星たちが約40あります。これで、合わせて約50個となりました。
このほかに、火星と木星の間あたりを回っている小さな星が、約4000個見つかっています。ここまでで、合計約4050個です。
引用:宇宙に星はいくつあるの | 宇宙 | 科学なぜなぜ110番 | 科学 | 学研キッズネット (gakken.co.jp)
また、ハレー彗星のように、ときどき地球に近づいては、またはなれていく星が、毎年約20個ほど見つかっています。このような星は全部でどのくらいあるのかわからないので、ここまでで太陽系の星は約5000個ということにしましょう。
引用:宇宙に星はいくつあるの | 宇宙 | 科学なぜなぜ110番 | 科学 | 学研キッズネット (gakken.co.jp)
思ったより少ない…?
いや、数としては全然多いけど、もっと億とかあると思ってたよ。
そうなるともっと範囲を広げて銀河系の星の数で検証してみようと思うけど、範囲を広げると『星の数=手の届かない数』になってしまうのでは?
銀河系の星の数太陽系の星たちが入っている銀河系ですが、これはとても大きな星の集まりで、この銀河系の中には、約2000億個の恒星があるといわれています。ということは、
5000×2000億で、1000兆個の星が考えられます。
引用:宇宙に星はいくつあるの | 宇宙 | 科学なぜなぜ110番 | 科学 | 学研キッズネット (gakken.co.jp)
普通に多かった。こうなると『星の数=いっぱい』、と言うことがよくわかる。
と言うよりも宇宙ってやっぱり広大なんだなあ。1000年後にはもっと解明されてるのかね。
そんな銀河系も宇宙の一部であって、さらに宇宙は広がってる。らしい。
誰も行けないのにどうやって解明してるの?学者って人外の特殊能力持ってる?
と言うことで2024年時点で分かる範囲の全銀河の星の数も見てみる。
全銀河の星の数は?
私たちの暮らす銀河系にはおよそ2000億個の星が存在するのではないか、と考えられており、
仮に(星の数:2,000億個)×(銀河の数:2,000億個)とすると、4垓個(400,000,000,000,000,000,000)となり、
なんとゼロが20個も並ぶ結果となりました。これぞ、「星の数」といったところでしょうか。
引用:「星の数」の話 – Japan Space Forum (jsforum.or.jp)
4垓個と言う数字になりました。万・億・兆・京の次の単位ですね。日常生活ではおそらく使用することのない数字。
『垓』なんて旧字体の壱・弐・参よりも馴染みのない数字ですね。
出典:るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-/和月伸宏
あっちの旧字体は九頭龍閃を繰り出すと勝手に出てくるからある程度馴染みがある。週一回は九頭龍閃繰り出すからよく見るよね。
と言うことで『星の数ほど=果てしない数』と言うことが立証されたけど、身近な太陽系の星の数だと約5,000個となるので『星の数=身の回りだと意外と多くない数字』と言うことも立証してしまった。
5,000と言う数は多いか少ないのかと言うと、5,000円は何もしてなくても一瞬でなくなるので5,000は大きい数字ではないと思う。
男(女)は星の数ほどいるのか
『星の数=いっぱい』と言うことは分かったけど、じゃあ昔から言われている『男(女)は星の数ほどいる』と言うのは本当だろうか。
この『異性の数は星の数ほどいる』と言うのは失恋したときに友人が掛ける言葉ランキング第2位(つちだいら調べ)で、友人を励ますときに使う常套句ですね。
ちなみに失恋したときに友人が掛ける言葉ランキング第1位は『とりあえず飲みに行こ』です。但し成人に限る。
星の数はいっぱいあるけど、全部(全員)が全部(全員)自分に関心を持ってくれるわけではない。
と言うことで星の数を世界の総人口で割れば『一人あたりの星の数ほどの異性』がどれくらいの数か分かるのでは?理論がクソである。
地球上の人口は2024年時点で81億1900万人。星の数をこれで割れば良い。
但し異性の数になるから人口を2で割って計算する。
星の数÷人口÷2=『星の数ほどいる』と言われる異性の数
つまり上記の通りである。
と言うことで太陽系、銀河系、全銀河それぞれの星の数で計算する。
男(女)は星の数ほどいるのか?
太陽系の数の場合
5,000÷81億1900万人÷2=0.00000031人/人
銀河系の数の場合
1000兆÷81億1900万人÷2=61,584人/人
全銀河の数の場合
4垓÷81億1900万人÷2=246億3358万人/人
異性は星の数ほどいる、と言うよりも星は異性の数以上ある。尋常じゃない。と言うことが分かった。
だから失恋した相手に声を掛けるときにこの言葉を使うのか正解だったのである。本当に正解?
銀河系とか、その外の宇宙って目視も出来ないし、そこの星の個数を出して「男(女)は星の数ほどいるよ」と言うのは「ええ相手はこの辺におらんから海外でも行ってきな」と宣告するのと同じなのでは?
そうなると掛ける言葉はやっぱり「飲みに行こや」が正解である。その際は是非コスパの悪い酒を飲んでほしい。
まとめ
異性は星の数ほどいる、但し太陽系での数を考えると身近な人間はメチャクチャ倍率高い(16,238倍)から、掴んだら絶対話すなよ、と言うことでしょうか。
道理で学生時代人気だった子は手が届かなかったわけです。残念。
星に纏わる今日の書き荒らし、昔の人って星を結んで『てんびん座』とか『しし座』とかって名付けたの凄いけど、どうやっても名前通りに見えない星座って結構ありません?
上の写真、冬の大三角だけど左上のこいぬ座は結んでる星二つだけ?動物ネタ尽きてたんかな?
コメント